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愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始



家に帰るとお父さんも浩輔さんも
仕事納めだったみたいでうちに帰ってきていた。


「今日は中華テイクアウトしてきたの。」

朱里が言うとあ、久しぶりだな。と
最近は朱里がいるから
食べていなかったみたいで喜んでくれた。

ダイニングテーブルに集まり
みんなでご飯って時に先に報告をしたくて

「あの、お二人にお話があります。

実は...」


『『まって。』』

お父さんと浩輔さんの声が重なった。
そして考え直してくれないか?と言ってきた。

「は?」

『いや、離婚はしないでくれ。』

「何の話よ?!」

朱里とお父さんの会話だ。
なんで俺と朱里が離婚するって思ったのか
よく理解できないがお父さんは必死だ。

「お父さんとお兄ちゃんはどんな頭してるの?
離婚なんてするわけないじゃん。

そうじゃなくて!!
私妊娠したの。
もうすぐ三ヶ月だって。」


朱里の報告に2人は食べていた
餃子と唐揚げを落としてしまった。

『に、んしん?』

「そう。」

『孫が生まれるのか?』

「そうだよ。来年の秋にね。
まだ安定期じゃないから安心は出来ないけどね。」

すると二人は椅子から立ち顔を見合わせた。
さすが親子だな…



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