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愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始



いつの間にか元カノは帰っていき
俺達は少しずつ近づいてきた。

そして周りからカウントダウンする声が聞こえてくる。


5.4.3.2.1

ハッピーニューイヤー!!!

盛り上がりを見せる中俺は朱里に新年の挨拶をした。

「あけましておめでとう。今年もよろしく。」

「こちらこそよろしくお願いします。」

2人で挨拶をすると自分たちの番が来た。
お賽銭をいれて願い事を唱える。


「家族がみんな幸せでありますように。
そして朱里の出産が無事に終わりますように…」


そんなお願いをして朱里とお守りを買いに行く。
その前に体が冷えてくるから温かい飲み物を
かってくるからここにいろと朱里を残して
自販機まで走っていった。

そしてこの事を後ですごく後悔する。
あの時に朱里も一緒に連れていけば
あんな事にならなかったんだ。



自販機で温かい飲み物を買いに
朱里を待たしていたところへ戻ると
そこには人が集まっている。

何かあったのかと覗くと
『大丈夫ですか?!』と声が聞こえてくる。

そして救急車呼んでとの声を聞いて
その人を確認した時に全身の血の気がひいた。

そこには蹲って苦しそうにしている朱里がいたから。



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