この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始
いつの間にか元カノは帰っていき
俺達は少しずつ近づいてきた。
そして周りからカウントダウンする声が聞こえてくる。
5.4.3.2.1
ハッピーニューイヤー!!!
盛り上がりを見せる中俺は朱里に新年の挨拶をした。
「あけましておめでとう。今年もよろしく。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
2人で挨拶をすると自分たちの番が来た。
お賽銭をいれて願い事を唱える。
「家族がみんな幸せでありますように。
そして朱里の出産が無事に終わりますように…」
そんなお願いをして朱里とお守りを買いに行く。
その前に体が冷えてくるから温かい飲み物を
かってくるからここにいろと朱里を残して
自販機まで走っていった。
そしてこの事を後ですごく後悔する。
あの時に朱里も一緒に連れていけば
あんな事にならなかったんだ。
自販機で温かい飲み物を買いに
朱里を待たしていたところへ戻ると
そこには人が集まっている。
何かあったのかと覗くと
『大丈夫ですか?!』と声が聞こえてくる。
そして救急車呼んでとの声を聞いて
その人を確認した時に全身の血の気がひいた。
そこには蹲って苦しそうにしている朱里がいたから。