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愛してるからこそ...
第23章 波乱の年末年始



「当たり前じゃん。
それとも正人は離れることを選ぼうとしたの?」


いや、それは考えもしなかった。
ただ…どう責任をとればいいのか…

「俺のせいなのに
こんなこと言える立場じゃねぇけど
俺はやっぱり朱里のこと離してやれない…

でも人1人を殺めた事は
ずっと心に残るんだ...」


この先また朱里が危ない目に遭うしれない
その時は朱里を亡くすかもしれないと
考えると辛くてたまらない...


「じゃぁ別れる?そんなに辛いなら。」


朱里の言葉にドキッとした。
まさか朱里からそんな言葉が出るとは
思ってもいなかったから…

「いや、それは出来ない。」

「でも私といると辛いでしょ?
それなら居ない方が幸せじゃない。

この先一生そうやって自分を責め続けるの?」

どうすればいいか自分でも分からなくて…

「お前に何が分かるんだよ!!
あいつが来たのも俺のせいなんだよ。」

朱里に怒鳴っても仕方ないのに大声あげた。
冷静になれていないと思い
少し落ち着かせようとする。


「ちょっと頭冷やしてくる」

朱里が俺を呼び止めようとしていたが
聞こえてないふりをして
ナースステーションの待合にやってきた。



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