この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第24章 バレンタイン
お父さんとお兄ちゃんはゴルフに行って
夜まで戻ってこない。
キッチンはパイ作りで占領しているから
お昼ご飯も作れない...
「俺ほらあの何だったっけ?
あ、もっちゃんのお好み焼き
食いたいから買ってくる。
朱里は焼きそばにするか??」
私が準備するよとパイ作りを中断しようとすると
暇だから買ってくる。
美味しいパイ楽しみにしてる。と
おでこにキスを落としリビングを出ていく。
ダイニングテーブルの上に正人が
スマホを忘れている。
今ならまだ車のところにいるかもと
急いで玄関をあけると目の前に正人が立ってた。
「あ!正人これ。」
スマホを差し出して渡すと
サンキュっと言い少し屈んでキスして出かけて行った。
もう!ご近所さんに見られたらと
恥ずかしくなってきた...
首をブンブン横に振り
パイ作りしなくちゃと家に戻って
またパイ作りを再開した。
結局作り終えたのは夕方で
私はそれからキッチンを片付けてら
晩御飯の支度を始める。
もっちゃんを久々に食べて正人も嬉しそうだった。
私はスティックパイを正人に味見してもらう。
甘いものが得意ではない正人も美味いと言ってくれた。