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愛してるからこそ...
第25章 対決の日に変更された



俺は1度立ち止まり振り返って野々村玲香に向い
ただ伝えないといけないことだけ伝えた。


「俺はお前のこと絶対に許さない。
朱里にまたなにかしてみろよ。三度目はないから。

俺にもそれから俺の周りにも
一切関係を持たないでくれ。」


自分で思うのもなんだがいつもより低い声に
なっていたような気がする。

『待って!お願いだから話を聞いて?』

「話?今更何の話をするつもりだ?」

『あの時の事誤解なの…』

あの時とは大学の時の話だろう。
俺にとってはもうそんなことどうでもいい。
守るものはこいつではなく朱里だ。


「迷惑だから。俺結婚してんの。」

『だから何?』


ダメだ。こいつ頭おかしい…
てめぇのせいで人ひとりの命落としてんのに
なんで笑ってんだよ…


「お前のせいでこど...も...」

お前のせいで子供が死んだと言おうとしたが
会社前のところで朱里がこっちを見ているのが見えた。

だからいい機会だと思ってハッキリ言った。

「嫁が見てる。いい機会だ。」


そう言って俺は朱里に向かっていき
玲香が見ている前でキスしてやろうと
近づいて顔を近づけると頬に痛みを感じた。


パチーーーーーン!!!!!




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