この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛してるからこそ...
第25章 対決の日に変更された
俺は1度立ち止まり振り返って野々村玲香に向い
ただ伝えないといけないことだけ伝えた。
「俺はお前のこと絶対に許さない。
朱里にまたなにかしてみろよ。三度目はないから。
俺にもそれから俺の周りにも
一切関係を持たないでくれ。」
自分で思うのもなんだがいつもより低い声に
なっていたような気がする。
『待って!お願いだから話を聞いて?』
「話?今更何の話をするつもりだ?」
『あの時の事誤解なの…』
あの時とは大学の時の話だろう。
俺にとってはもうそんなことどうでもいい。
守るものはこいつではなく朱里だ。
「迷惑だから。俺結婚してんの。」
『だから何?』
ダメだ。こいつ頭おかしい…
てめぇのせいで人ひとりの命落としてんのに
なんで笑ってんだよ…
「お前のせいでこど...も...」
お前のせいで子供が死んだと言おうとしたが
会社前のところで朱里がこっちを見ているのが見えた。
だからいい機会だと思ってハッキリ言った。
「嫁が見てる。いい機会だ。」
そう言って俺は朱里に向かっていき
玲香が見ている前でキスしてやろうと
近づいて顔を近づけると頬に痛みを感じた。
パチーーーーーン!!!!!