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愛してるからこそ...
第25章 対決の日に変更された



左頬にジンジンと痛みがある。
今わかることは朱里にひっぱたかれたこと。

ひっぱたいた朱里は怒りに満ちていて
エントランスからエレベーターへと向かった。
それを直樹が追いかけて行った。

玲香が後ろからやってきて
あれ?嫌われちゃったの?と言ってくる。


俺はどうしていいかわからない。
朱里が何故あんなに怒っているのかすら
理解することが出来なかったんだ。


玲香は後ろから腕を組んで来て
今日の夜暇?なんて言ってくる。

すると前から水本がカツカツとヒールの音を立てて
前まで来たと思ったら
『ほんと情けない男ね。早く追いかけなさい。
安藤に任せてどうするの?

そんなことしてたら安藤に取られるわよ?』
と言われて目が覚めたような気がした。


玲香のことはどうでもいい。
水本に言われたからエレベーターで
営業部に向かったのに営業部に朱里はいない。

給湯室にも会議室にもいない。
どこに行ったのか検討がつかない。

だから朱里を追いかけた直樹にLINEした。
既読がつくとすぐに返ってくる。

【社食の横のテラスにいる。】

送られてきてすぐに社食へと走った。
朱里がなにか誤解しているなら
きちんと話しをしないといけないから。




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