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愛してるからこそ...
第25章 対決の日に変更された

今日は一日外に行く予定はない。
その代わりに朱里は一日外回りだ。
夕方には必ず戻ってくる。
一日の報告書を纏めないといけないから。
俺は昼に社食へと向かう。
朱里が朝寝坊したから今日は弁当がない。
社食で日替わりランチを頼み窓際に座り
一人で静かに食べるつもりだった。
5分程してから誰かが向かいに座った。
そこには無表情の水本…
『解決したの?』
「いや...まだ…」
『バカなの?早くしなさい。
夫婦喧嘩は長引かせないこと。』
「分かってるよ…」
水本は食べながら玲香のことを聞いてきた。
水本にはこの前のこともあるし
正直に話すことにした。
「年末に妊娠がわかった。年明けに母子手帳を
もらいに行く予定にしていて…
初詣の時にあいつに再開した。」
水本はおめでとう。と言ってくれたが
俺は首を横に振り話を続けた。
「飲み物買いに行くために朱里と離れた隙に
あいつが接触してきて朱里が階段から落ちた。
落ちたというか落とされたらしい。
朱里は否定していたけどな。
お腹の子は流れてしまってた...」
『え...。嘘…』
俺達の周りだけ暗い雰囲気になっている。

