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第25章 対決の日に変更された

『あの人は海外を飛び回ってるでしょ？
だからなかなか出来ないってのもあるけど
うちの人は心配なんだって。

また流産したりしたらとか
もし産んでも自分が近くにいてあげられないことが多いからって。』

「水本はどう思ってるんだ？」

その時の気持ちや今の気持ちを教えてくれた。

『初めは悔しかったし辛かった。
けど今はあの人が言うこともよく分かるの。

だから今までみたいに子供作るぞってならないで
自然に来てくれたらお腹で育ててあげたいって
今は思ってるわ。

けどあなた達は新婚なんだから…

また朱里ちゃんにも来てくれるわよ。
彼女に似たら可愛いでしょうね。』


水本は絶対辛かっただろうに
今はしっかり今を楽しんでいる。

「そうだな。その時は抱いてやってくれ。

このことはそうそうに片付けるよ。」


俺は食後のコーヒーを水本にも奢り
玲香ときちんと話しをしようと思った。

もしまたもめたりするなら葛城にも
お願いすることを頭に置いておいて
お昼休み終えて営業部にも戻ってきた。

すると一番年下の部下奥村希望と相馬雪が
おれのデスクの前に立ちちょっといいかと言った。

「なんだ？」

俺の言葉にイラッ時たのか奥村が大声を出した。