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愛してるからこそ...
第25章 対決の日に変更された
「俺がニヤッとしてたなら
それは朱里がいるしいい牽制になるな。って
思っての笑いだったんだけど…」
「でも嬉しそうだった。」
うん。俺わかった気がする...
こいつは怒っているんではなくて
嫉妬で機嫌が悪いんだ。
俺は隣にいる朱里を自分の膝の上に乗せて
腰に手を回して抱き寄せた。
「俺らは夫婦なわけよ。
なのにあんな短期間しか付き合ってない
しかも10年も前のただの女に
嬉しくなるわけねぇだろ。
俺は朱里が笑ってる方が嬉しいんだ。」
「ムカついたの。
正人とあの人が話してるの見て…
腕まで組まれてるのにニヤニヤしてるから。」
もう可愛すぎて笑いが出る。
ニヤニヤしながら朱里をみてると
なんで笑ってるのー?!って怒ってる。
「嫉妬してる朱里も可愛いな。」
「まだ怒ってるんだよ?」
怒ってるといいながらも
俺の首に手を回している朱里。
一瞬の隙を見てキスしてやった。
「もう!!今そんなことしないで!」
「いやするだろ。夫婦だし?」
「怒ってるのに…」
「なぁ。あいつの事は近いうちに片付けるから。
今度話すことにするから朱里も来るか?」
一緒にいれば朱里が不安にならないだろうと
思ったから提案してみた。