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愛してるからこそ...
第26章 最愛最強の嫁
確かに野々村がという確証はない。
これからどうするべきか葛城と話す
予定ではいたが対応策までは聞いてなかった。
でもここで鬼の朱里ちゃん。
素晴らしい働きをしてくれた。
「あなたさっきここで自分がしたって認めたでしょ?」
『だったら何?!』
「これが証拠。」
朱里はスマホを出して録音中になっている画面を
野々村に突きつけたのだ。
それを見た野々村は顔をひきつらせ
朱里はなぜか勝ち誇った顔をしている。
「あなたが夫に付き纏っているのも
会社に写真を送ってきたのも
こうやって呼び出したのも全て録音済なの。
なんなら年始のことも
傷害として届けを出しましょうか?
証言してくれるってひとにも連絡して
病院にもあの時の書類出してもらうことも
簡単に出来るんだけど…」
朱里はすごく悔しそうな顔をしながら話をしている。
それでも野々村は自分は悪くないと言い続ける。
今も録音されているのに
大学時代はまだ子供だったの。
今ならあなたを支えていけるわ。と
意味のわからないことをうだうだ言ってくる。
そんなやつはもう求めてない。
今は1番の支えがいつも隣にいてくれているから。