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愛してるからこそ...
第27章 同窓会



俺は応接室の海兄さんに話をした。
朱里を迎えに行くと。

すると加藤は朱里って?と聞いてきた。


「俺の嫁。
中学の同窓会で近くにいるんだけど
かなり酔ってるみたいなんだ。

加藤さん、
今すぐにとは言わないので
よく読んで考えてください。

書類は私がまた取りに伺いますので。」


加藤はもう書いたよ。これからよろしくね。と
にこやかに笑ってから
俺に早く迎えに行ってあげないとと
自らの荷物もまとめて応接室を出ていった。


『結城今度飲みにでも行こう。』

『いいね。僕も混ぜてよ。面白そう。』


加藤の誘いに乗ってきた海兄さん。
海兄さんは笑いながらエレベーターに乗り
二人は下に降りていってしまった。

それから2人が飲んだコーヒーを片付けて
急いでビジネスバッグを持ち
エレベーターに乗り駐車場へと走った。


この年になってこんなに猛ダッシュすることは無い。
あいつ覚えとけよ!と朱里に怒りながら
心配の方が先にきて走っていた。


エンジンをかけて少し回り道をして先程の所に着いた。

送ってきた時にいた集団が店の前にいた。
でも朱里の姿がない。
店にいろと言ったから中にいるのかと
車にロックをして店に入ると
ベロベロに酔っ払った朱里がいた。



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