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愛してるからこそ...
第28章 あの日からもう一年



ノリノリで話してくれていたのに
途中で恥ずかしくなって希望ちゃんは
キャーキャー言っていると
給湯室の前が黒いオーラに包まれた…


二人で振り返るとそこには...



「いつまでくだらんこと話してんだ?!あ?」


鬼の形相の営業部長の正人がいた。


希望ちゃんはごめんなさいー!と言いながら
給湯室から出て行きデスクにあるバッグを持って
営業部から出て行った。

「安藤くんと希望ちゃん
付き合ってるんだって!」


なんか嬉しくなって正人に喋っちゃったのに
正人からは驚きの声が返ってくる。

「ちょっとまえからそうみたいだな。
朱里も早く報告書書けよ。」

「はい。...え?
知ってたのーーーー?」

私の大きな声に指で耳を塞ぎ
眉間にシワを寄せてうるさいと言われた。

なんで言ってくれないのよ!
今度安藤くんがいたら問いつめてやる!

正人をおしのけてデスクに戻り報告書を。


あ、コーヒー忘れた...
まっいっか...


それから今日の分の報告書をまとめて
時間があったので下のフロアの倉庫へと向かう。

エレベーターに乗って下のフロアへ行くと
タイミングよくそのフロアから安藤くんが現れた。


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