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愛してるからこそ...
第3章 家族



別に時間は決めていないけど
目が覚めた時間に起きて準備をすることにしている。
だから何時に起きるとかはない。

それが4時のこともあれば2時だったり…
1番は6時とかだと焦りまくって手抜きになる。


「いつもじゃないよー。
起きたらその時に準備するの。」

「今日弁当要らないから横きて。」

腕を叩きながらここに頭と言わんばかりに
私をベッドへ戻そうとしている。

「要らないの?」

「今日はいい。」

「外回りだっけ?」

「いや…今日は…に、い」


え?寝たの??
疲れてるもんね。
だからこそお弁当を作るの。

今日は正人のお気に入りの
肉巻きおにぎりにしようかな。

考えながらご飯を炊いて卵焼きを作るの。
ブロッコリーを茹でてウインナーを焼く。

そんなことをしていると後ろから
腕で体を包み込まれる。
温かい。正人の温もりが感じられる

「要らないって言ったのに…」

「だってそんなこと言いながら正人寝たじゃん。
疲れてるから私のお弁当で元気になってもらうの!」

私はホントにそうなってほしいから言ったの。
正人はいつもありがとう。と頭にキスをする。

「久しぶり走ってこようかな。」

正人はランニングに出かけてしまった。
あ、お風呂入れて置いてあげよ!



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