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愛してるからこそ...
第32章 ファン登録御礼SS〜正人尻に敷かれる…〜



「あ、明日の仕事帰りに
お米とお醤油買って帰ってきてくれる?」

「あぁ、わかった。」

「明日はどうしてもずらせないアポがあって
保育園に迎えに行くのがギリギリに
なりそうなんだよねぇ…だからお願いね!」



一度わかったと言うと止まらない。


帰りトイレットペーパー買ってきてー

愛咲の離乳食にするかぼちゃも


お兄ちゃんと私が好きチーズケーキが食べたい



こんなことを言われていれば嫌になってもいいのに
朱里の大変さがわかるから嫌とは言えない。



そして復帰して落ち着いてきた頃
俺も残業もなく定時に帰ろうとすると
まだデスクに座っている朱里がいた。


いやいや愛咲の保育園は?と思ってると
チラッとこちらを見た朱里が
俺のところにやってきて
お願い!!!と言った。


一応ね、俺部長だし?
これでも前までは鬼課長とか言われてたのに...


周りがビックリしてんじゃねぇか!!



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