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愛してるからこそ...
第6章 家族への報告

「さーな。従兄弟とかどっかで会えば
分かるかもしんねぇけど
そうそうたまたまなんか合わないし。」
確かにそうだけど…
でもそんなことってあんまりだよ。
実の母なのに教えてもらえないなんて。
「でも...」
「ま、俺も少しだけ探してみるよ。
お袋に朱里会わしときたいしな。」
正人がそう思ってくれてよかった。
お母さんも家族だから見守ってもらいたい。
よし。肉じゃががダメになっちゃったから
あるもので作ってしまおう。
明日からまた正人は部長代理だし
外回りだったあるんだから。
「正人ーぉぉぉ。買い物行くの忘れたーー」
「泣くことかよ。
明日は弁当なしでいい。行きに買って行くし
帰りに買い物して帰ればいいだろ。」
私はどこか抜けている。
肝心な買い物を忘れるなんて…
お母さんがいるお墓いつ見つかるかな。
早く見つかって挨拶に行きたい。
正人のお母さん。
遅くなるかもしれないけれど
待っていてください。
必ず会いに行きますから。
そして数日後ミラクルが起こったの!!

