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不利な恋愛
第2章 踏切
綺羅が天井の方向へ目をやると

涼真が上から綺羅を覗き込んだ。

何ヶ月ぶりだよっ!

こんな顔近いの!!

「邪魔っ!」

ビリビリ…っ

「いつ辞めていいと言った?」

「だって…気持ち悪いだろ?俺のこと。」

「吐き気はしたよ。」

「ひでぇー」

「なのにあのカーテンの中のキスで興奮した

俺も相当な変態だわ。」

泣きそうな綺羅は涼真を抱きしめた。

「俺への償いでバンドにいてドラム続けて。」

涼真も綺羅の背中を包んだ。



綺羅はドラムの練習を続けた。

練習を3時間程行い、軽音楽部メンバーは帰った。


「綺羅、なんか そわそわしてるね。」

「んな事ねぇよ…」

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