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Restraint
第13章 4
けど、この男とのセックスでは、気持ちは言いけれど心の中で、早く終われと願う自分がいた
「へー
そんなに壮悟がいいの?じゃあ壮悟に相手してもらいなよ」
「はっ?っえ?
壮、、、悟?」
ドアから入ってきたのは壮悟で、別室でこの部屋に仕掛けたカメラで見ていたらしい
映像をリアルタイムで見せてきた壮悟
じゃあ、全部聞かれてたのかよ
「引いただろ?
ずっと、俺は12年間も壮悟オカズにヌいてたんだよ」
「引く?んー俺は嬉しいけどな、、、
直樹が俺の事を好きって言ってくれて
それも、ずっと思ってくれてた
こんな方法しか、なんか思いつかなくてな、、、怒っただろ?」
「怒る以外なにがあんだよ、バカヤロー」
俺を抱きしめる壮悟の背中を思いっきり叩いて
ひたすらバカヤローと言い続けて
気がつけば大谷はいなくなっていて
泣き止んだ俺に優しくキスを落とすこの男の事を
俺は、、、、好きだ
沼に沈んだようにお前にハマって
魅せられて、それでも
自分がそれを認めたくなくて必死にもがいた
けれどハマった沼は抜けられない
1度足を踏み入れた沼は俺をみるみるうちに飲み込んだ
そして優しく、包み込んでくれた