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Restraint
第4章 12
1度引き抜いて寝室から出ていく
その間にも腹は傷んで
傷をえぐられる感覚
死ぬ、これは死ぬ
腹を抱えて、うずくまる
「おい、動くな」
「ったい、んだよ」
「わかった、だから興奮するな
傷が疼いて痛むぞ」
眉間に皺を寄せ痛みに耐える
どうにもならない痛み
「落ち着け、上向け」
うずくまっていた態勢を痛みに耐えて上を向き
鹿野を見る
「いい子だ」
どうにかならないものかと考えるが
何を考えても落ち着かない
「深呼吸しろ
無理なら注射でもぶっ刺してやる、痛いがな
嫌なら深呼吸して落ち着け」
袋に入った氷とタオルを傷口の上に置く
けど、直接的な冷たさは感じない