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第1章 始まり

「嫁が持っていった」

「は？お前嫁居たのかよ」

「大分前に離婚したよ
俺が嫁に勃起しなかったせいでな」

検事になってしばらくして別れた
何をしても俺は勃起すらしなかった

「俺がお前をネコにしたせいか?」

思わず中指を立てれば、それをへし折るように逆方向に曲げる

「12年も経てば、躾ても意味はないか」

「お前だけには二度とおかされたくねーよ」

ねだってしまいそうだから
もっと、って強欲になりそうだから

「なぁ指だけ入れさせろよ」

「言いながら突っ込むあたりクソだな」

「ああ、そんな事言ってくれて
燃えるね…」

指を腸の中で動かす
えぐられるような、そんな感覚

「んっ、、、やめ、、、ろ」