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第2章 真由を犯れ　～狙われる研修生～

警察は捜査ミスをしていた。
　それは真由が本当の事を喋らなかった事に尽きる。真由はどうしても自分が逝かされ、はしたなく声を上げ、自分から腰を使った事、それをビデオに撮影された事を証言する事が出来なかった。もし証言していれば捜査方針ももっと違う事になっていただろう。又、警察が他に被害に遭った人物がいないと判断したのも大きなミスであった。実際には真由はこの病院で１３人目の被害者だった。他の被害者も横枕親子に目を付けられた美少女小中学生ばかり、この病院以外の全体の被害者を含めれば３００人を超える少女たちが被害に遭っていた。しかし他の少女達は羞恥心から被害に遭ったことを訴える事が出来なかったのである。被害を訴えたのは真由だけであった。それ故に警察は被害にあったのは一人だけであると誤認していたのである。被害少女の中には撮影されただけの者もいれば、その後郷田権三に目を付けられ裏社会のアンダーグラウンドに堕とされた少女も数多くいたのである。ここでこの事実が発覚しなかった事が真由の運命を変えることになった。