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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月6日

昨日行ったのと、土曜日なので今日は休み‥‥だが、考える事は沢山。

転院の選択肢に緩和ケア専門のホスピス選択があったが只今18人待ち、ソーシャルワーカーが言うには順番が来るまで3~4ヶ月は掛かるという話。

もう1つは調整1~2週間で転院出来る自宅から歩いて15分程の終末期患者受け入れ可能の病院。

此処は外来は評判は悪いが終末期患者というか、終末期患者を持つ家族には評判が良い。
大概は余命宣告以上生きているとか話はたまに耳にしていた。

だとすれば緩和ケア病棟を持つホスピスより此方1沢の方が良いのではないか?

ハッキリ言えば本人の意思も大きい。
今回この病院ですっかり病院嫌いが復活してしまうし、医者も患者の意思を受け入れない。
次の転院先では?
ぶっちゃけ未知数で、旦那が気に入れば一番なんだが、私個人では行った事も無い病院なので判断が付きにくい。

だけどこんな話もある。
先月の震災に於ける停電の時、一番最初に動いたのが次の予定のこの病院で、北海道中停電だというのに、遠く函館まで手を伸ばし、救急車6台を揃え発電施設が整っている大病院に午前中の内に移送した実績を持つ。
手早い対応に新聞等にも掲載されていた。
そんな対応の早い病院だったら大丈夫かなとも思う。
ついでに歩いて行ける利点も、此は私側だが。

もう1つ、緩和ケア病棟を持つホスピス‥‥というか総合病院だが、母の時に数ヵ月御世話になっている。
こっちも今と同じ会社系列の記念病院で看護師育成も盛ん。
だが、完全な上から下型式で、医者の巡回にはお供の争奪戦を間々見ていた。
そしてナースコールを押しても1時間は来ないも結構あった話。
流石に緩和ケア病棟が、そんな甘い対応とは思わないが、良いも悪いも話に出た事も無いのが引っ掛かる。

同じ市内の病院だというのにこの微妙な差。
末期癌と考えれば専門の緩和ケア病棟が一番良いのかとも思う。
だが終末期患者に人気が高い近くの病院も悪くは無いとも思ってしまう。

取り合えず両病院に転院の打診をソーシャルワーカーがしている。
後はどう選ぶべきか、そして旦那がどの病院を気に入るか、先が見えない選択になりそうだ。
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