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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月10日

昔の体育の日‥‥じゃなくて、昨日病院に行ったから今日は休みと、朝から風呂を沸かし残り湯で洗濯‥‥と思いきや来ました電話が(笑)

どうやらお姉さんに電話してしまったらしく、今の旦那では電話対応は難しいので話が通る私に電話したが当たりらしい。
もう洗濯も忘れ慌てて病院へ。

お姉さんとの電話は、旦那の病状の詳細と最近の事かな?
最後に"宜しくお願いします"と言われてしまった。
そうだよね、北海道住みの人では無いので、幾ら聞いても遠すぎて来る事すら出来ず、でも弟です心配はしているでしょう。
此方も最後まで面倒は見ますと言って切った。

後々‥‥全てが終わってから連絡は入れようとは思っていたが、不安心か旦那が電話を入れるとは、ちょっと予想外。
やっぱり実の姉弟なんですかね?
1人っ子の私には分からない感覚でした。


お姉さんの声を聞いたせいか、今日も旦那は大人しく眠っている。
此処数日で覚えたが、一度ベッドをMAXまで上げてやり、座ると同じ体勢にしてから少しずつフラットに持っていく、此が一番旦那の痛みが少ない方法らしい。
30分同じ体勢は取れないので、本当に少しずつズラしてあげるのが楽、漸くコツを覚えたとは思う。


昨日は尿瓶、今日はナースコールを押して車椅子でトイレ、最近にしては一番良い調子。
そして久しぶりの車椅子お散歩もし、でも行きたいとは言ったが旦那の方は移動しながらお寝む、此でも自分で車椅子に乗っただけマシな方なんです。
ずっとベッドから動けずだったから。

寝て、痛みが出て、オキドールを飲んで、また寝る。
此がこの2日間のパターン、何時ものように15分間隔で痛みで目が覚める訳でも無く、1~2時間浅い眠りだが寝てはくれる。

介護師さんがベッドで足を洗ってくれたが、お湯が気持ち良かったのか、されながらまたお寝むで心地良さそう。
それはそれで良いよ、体調悪化では無く、痛みと折り合いが付いたのであればOK。

帰りも素直に頷き、今日は早めに解放された。
相変わらずバス酔いが困るが、途中スーパーに寄って買い物して帰らんと冷蔵庫の中身が寂しい。
うん、途中下車だが頑張って買って歩くか、お願いだから夕立は来ないで欲しい(切実な願い)
明日も雨予報、明日こそは休むぞ。
明後日は父の転院だ。

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