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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月11日

何時もと同じ時間に家を出て、先ず向かったのは自分の掛かり付けの病院。
深夜から嘔吐と目眩の繰り返しで、泣く泣く鉄剤と吐き気止め含む点滴をする事に、2時半拘束‥‥トイレに行きたくて残り3分の1を残し断念したのは内緒。
ガチガチの胃薬と漢方薬処方、良くならなければ土曜日再度病院という事で午前中は全て終わってしまった。

イオンでお買い物の後、昼食が出ている中を縫い旦那の病室へ。

・・・えっ!?

胸には心電図、水枕に意識低迷‥‥昨日の元気が嘘のように今日は体調激落ち。

看護師さんの話では、昨日私が帰った後に急に体調悪化したそう。
痛みも激しそうで、尋常じゃ無い程の洗い息遣い‥‥此は軽く心筋梗塞をやらかした、そう見て良さそう。

ついでに言えば、今日は私が来ない日だと落ち込んでいたという話。
今日は本当に1日空ける予定だったが、バス時間が噛み合わず病院に寄って良かったと染々思った。

私が来てからは、息は荒いが眠りには入っている。
多分に安心感だとは思うが、小水を出す時に異常な苦しみ。
突き詰めて理由を考えれば、利尿作用のあるユリーフを飲んでいないのでは?
そこに考えが行き着く。

介護師さん達も"薬を選んで飲む"と溢していたし、輪を掛けて主治医は循環器‥‥つまり心臓関係以外の薬を全てストップする方向(オキドールは除く)
ぶっちゃけ言えば、完全に匙を投げられた、ただこの一言。
炎症系の鎮痛剤を飲まない為なのか、または違う理由なのか、朝から少し高熱(38℃+)が続き解熱剤を使ったとか。

もうなるようにしかならないとは分かっていても、こうも対応がね‥‥‥
ああ、何て言葉にして良いのか分からない。

矛盾?憤り?諦め?怒り?

どれも合っているような違うような、表現しにくいこの心境。
"延命措置はしない"此に同意しているんです、本人の自由のままに、嫌いな薬を拒否し必要な薬だけを飲ませ、後は自然に任せる。
辛いですけど、他に出来る事も無いから表現に困るのでしょうか?

少し自分の感情が分かりません。
今日はギリギリまで付き合うんでしょうね。
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