この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月24日

今日は計画的休み‥‥‥‥‥と、思っていたら、いきなりの病院からの電話、それも相手はソーシャルワーカーさん。

「金曜日にホスピスの方に転院が決まりました」
「・・・・・はぁ!?」

ちょ‥‥待て待て待て!
今の病院に転院したのが月曜日、同じ日に終末期ガン専門ホスピス(緩和ケア病棟)の面談し、2日で決まったぁ!?

あまりにも急な事に、電話の最中全く頭が回らず。
では前の病院の1つき半は何だったんだと茫然自失、向こうの手抜きか此方の病院の対応が早いのか、午前中は頭の整理に四苦八苦。

いやいやいや、また荷造りしなきゃ!
5日で転院だったら、そのまま置いていて欲しかった‥‥なんて言えません。

今日という訳では無いので、此から荷物の仕分けです。
でも展開早っ!!

数ヵ月待ち、こう言われていたんですよ。
勿論面談の説明の中にもあった話、後は重要性で順番を変えるとも。
という事はガンの進行的にヤバいって事ですよね?
転院は此で最後、そして先に待つのは遠くない旦那との別れ。
覚悟はしているつもりでも辛い。


14時半、考え考え嫌な予感がして病院に行って見る事にした。
嫌な予感が正解、病室に入るなり意識混濁で唸り声を上げている旦那、昨日の夜から何があった!?

この病院はお見舞いに入ると通知されるらしく、15分もしない内に主治医が登場。
理由で言えば、痛み続けるのを耐えるよりもとモルヒネと鎮静剤を使った、だから意識混濁で寝ているのか起きているのか分からない状態になっているらしい。

とうとうそこまで行ったか旦那よ、確かに主治医の言い分は一理ある、だが裏を返せば面倒な患者を無理矢理大人しくさせた、こうとも取れるからやるせない。
後呼吸が異常に荒いのはモルヒネの副作用らしい、流石に此は見ている方も辛い現実。

意思の疎通はほぼ無いと分かっていても、1時間ほど見ていたら気がついた、唸り声は痛みの為だって。
そこで何時も通りに体勢変え、数回繰り返せば呼吸が少し普通になった、痛い場所からズレたんだろう。

そう安心した途端、看護師達の強制体勢変え、しかも一番痛みが走る左向き。
此は止めたよ、オマケに意識混濁の旦那も大声を上げて痛がる始末、慌てて右側に変えさせ左向き禁止とお達しが出た、まあ一安心なのか?

その後も微調整をしてやり、夕方過ぎに完全に安定した、激疲れだ。
/65ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ