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とある癌の監察日記
第2章 2018.10月
10月27日

ホスピス2日目、あの5分置きに起こされる事は無くなったが、2時間に一度程度痛みでベッドの中で動く。
その度に看護師を呼んで注射、多分中身はモルヒネ。

そして今日、前の病院のパッチの効果が切れるのに合わせて、随時モルヒネ管理に切り替わった。
とはいえ痛みが無くなる訳はなく、1時間‥‥いや30分置きに痛みと呼吸低下で暴れるを繰り返す。
此方は様子を見つつナースコールを押してやる事しか出来ない。

前々の病院のような痛みのコントロールが制御不能状態、専門の緩和ケア病棟でもダメなのだろうか?
それとも旦那の進行に薬が付いていかないのだろうか??
まだ2日目、医師の方だって手探り状態、同じく自分も変わった薬と旦那の様子に手探り状態、中々折り合いが付かないね。

緩和ケア病棟‥‥
家族に取れば死期が迫る家族という点を除けば快適空間。
でも当人は?
ふと、そんな事を考えてしまった。
此処に来て2日目、まだ一度も他の患者さんを見ていない、幾ら部屋が豪華だろうか設備が整っていようが、患者にすれば同じベッドの上のまま。

家族やお見舞いはチラホラ見えたが、時間関係無いんだね、23時頃にお見舞いに来たのが居たよ。
消灯時間も曖昧だし、何だろう‥‥勝手が狂う?というのか不思議感覚だ。

唯一の難点は外来‥‥つまり外に出るまで泣けるほど長い!
迷路に入ってしまい抜け出せ無い気分、行って戻って来るのに15分~20分は掛かる(コンビニその他は外来にあり)
継ぎ足し継ぎ足しが総合病院と理解はしているが、外来に出るまで建物を4つ(5つかな?)を通過しないと出られないのは此処が始めてだわ。

1日に何度間違えたかは‥‥聞かないでね。
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