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世界で一人だけの君へ
第3章  恋心
1週間後、僕は運命の女性との出会いのシーン。

この作品の序盤はどちらかと言うと学園もの。

中盤から年上の女性に出会い惹かれていく少し大人の恋愛ものという流れ。


今まで同世代の共演者とワイワイ楽しくやっていた。
ドラマの現場というより本当に高校生活を楽しんでいる感覚だった。

今日からは僕の相手役、松下奈々さんとの大人のシーンが続く。

高校生の一色亮太が年上の女性に惹かれ溺れていく話。


今をときめく売れっ子の奈々さんはその存在感を大いに発揮しながら現場に現れた。

この業界にいれば美人や可愛い子には慣れてしまうが、やはり彼女は格段に美人で強烈なオーラを併せ持つ人だった。


「おはようございます♪」


澄んだ声がスタジオに響く。


満面の笑顔に隙のない振るまい。
さすがに売れっ子。
芸能界を心得ている。

プロデューサー、ディレクター、大物俳優、そしてカメラマンからAD 、照明さんなどすべてのスタッフに眩しい笑顔を向ける。


「田辺くん、宜しくね」

非の打ち所のない笑顔で僕に挨拶の手を伸ばす。

「よ、宜しくお願いします」


ヤバイ...
完全に呑まれた...


「もう、緊張してるの?」

にこやかな表情のなかに僕を探るような鋭い眼光。

僕はすっかり蛇に睨まれたカエルみたいに萎縮してしまった。



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