この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
世界で一人だけの君へ
第8章  アイドルになる?!
「坂井くん?!」

気が付くと酒井さんがいた。
ライブは終わっていた。

呆然自失。
興奮で手が微かに震える...

俺は地元ではちょっとした有名人だったけど、レベルが違う...

「ちょっと楽屋までいいですか?」

「あ、はい」

呆然としている俺を酒井さんが促す。

見ると母と姉は子供のように顔を上気して『かっこよかったねぇ』と興奮冷めやらぬ様子で話している。

これが、アイドルか...


さっき案内された楽屋ではなくステージに近い方へ歩いていく。

酒井さんが扉をノックする

「ちょっといいかな?」

そこはstampの楽屋だった。

「いまJYOさんが口説いている坂井くん」

酒井さんは僕をstampに紹介した。

シャワーを浴びてバスローブ姿のメンバーが振り向く。

「あれ?!
坂井じゃん」

メンバーの野球好きな中尾くんが目ざとく声をかけてくれる。

「だれ?知ってるの?」

板垣くんがとぼけた声で聞く。

「いま注目の高校球児だよ。
 お前ら知らねえーの?」

「そういえば、見たことあるな」

樹村くんが俺に近づきマジマジ顔を見る

「なんでここにいるの?
 プロからすげーオファーきてんじゃん。
 才能あるんだから野球やんなよ」

中尾くんが俺にむかって笑顔を向ける。

「それがねプロにはならないらしいんだ。
 その噂を聞いたJYOさんがすぐに連絡したんだよ」

酒井さんが説明してくれる。

「え?そうなの?
 もったいないな。
 俺だったら絶対プロになるのに...」

そう言って中尾くんは着替えをはじめた。




/101ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ