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世界で一人だけの君へ
第8章 アイドルになる?!
「どうだったライブ?」
一足先に着替えた名取くんが人なっこい笑顔を向けてくれる。
「えっ あ、興奮しました。
スゴいなって...」
何を話していいかわからずキョドってしまった僕に名取くんは優しい笑顔のまま
「ありがと」
と言った。
目の前にあの国民的アイドル、stampがいて僕に話しかけてくれる。
それだけで完全に舞い上がる...
これがアイドルなんだ
「坂井くん、アイドル目指すの?
悪いこと言わないからプロ野球行きなよ。
この世界甘くないよ」
樹村くんがペットボトルの水を飲みながら横目で話す。
カッコイイ...
メチャメチャ オーラあるし...
俺、ドキドキしてる
ヤバイ。
「あ、まだ何も。
昨日突然JYOさんから電話が来て
今日のライブ見に来てって言われて来ただけなので.. 正直、自分でもなんでここにいるのかわかりません」
俺は思っていることを正直に話した。
「ははは。そうか。
JYOさんに騙されたのか」
樹村くんがからかうような笑いをする。
「樹村くん、その言い方はどうかと。
JYOさんの閃きで売れなかった子はいないですよ」
酒井さんがやんわりと否定する。
「まあ、ゆっくり 真剣に考えなよ。
決して甘い世界じゃないし
売れたら売れたでプライベートなんてないからね。
端から見てるほど羨む仕事じゃないよ」
樹村くんが真剣な目で僕を見つめる。
「はい」
僕も樹村くんをまっすぐに見つめ返事を返した。
「お邪魔したね。
坂井くんを通用口まで案内してくるよ」
酒井さんが声をかける。
「今日はありがとうございました」
僕は深く礼をした。
「お、さすが高校球児。礼儀正しいね」
「またね」
「今日はありがとう」
stampのメンバーは気さくに声をかけてくれ、僕は楽屋を後にした。
一足先に着替えた名取くんが人なっこい笑顔を向けてくれる。
「えっ あ、興奮しました。
スゴいなって...」
何を話していいかわからずキョドってしまった僕に名取くんは優しい笑顔のまま
「ありがと」
と言った。
目の前にあの国民的アイドル、stampがいて僕に話しかけてくれる。
それだけで完全に舞い上がる...
これがアイドルなんだ
「坂井くん、アイドル目指すの?
悪いこと言わないからプロ野球行きなよ。
この世界甘くないよ」
樹村くんがペットボトルの水を飲みながら横目で話す。
カッコイイ...
メチャメチャ オーラあるし...
俺、ドキドキしてる
ヤバイ。
「あ、まだ何も。
昨日突然JYOさんから電話が来て
今日のライブ見に来てって言われて来ただけなので.. 正直、自分でもなんでここにいるのかわかりません」
俺は思っていることを正直に話した。
「ははは。そうか。
JYOさんに騙されたのか」
樹村くんがからかうような笑いをする。
「樹村くん、その言い方はどうかと。
JYOさんの閃きで売れなかった子はいないですよ」
酒井さんがやんわりと否定する。
「まあ、ゆっくり 真剣に考えなよ。
決して甘い世界じゃないし
売れたら売れたでプライベートなんてないからね。
端から見てるほど羨む仕事じゃないよ」
樹村くんが真剣な目で僕を見つめる。
「はい」
僕も樹村くんをまっすぐに見つめ返事を返した。
「お邪魔したね。
坂井くんを通用口まで案内してくるよ」
酒井さんが声をかける。
「今日はありがとうございました」
僕は深く礼をした。
「お、さすが高校球児。礼儀正しいね」
「またね」
「今日はありがとう」
stampのメンバーは気さくに声をかけてくれ、僕は楽屋を後にした。