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はつこい
第6章 好きな人
ローションを使うようになって以降、とりあえずセックスは出来るようになったが、やはり不思議なくらい身体は反応しなかった。
遥斗の方はあたしが初めてだったようで、無反応なあたしの身体を『そんなもの』だと思ったようだ。
残念ながらその後も遥斗とのセックスで昂ぶる事は無かったが、代わりに身体中が温かい液体で満たされるような不思議な感覚があった。
多分あれが愛されているという実感なのだろうと思う。
当時も本能的にはそれが分かっていたのだろう。
あたしは遥斗とセックスする都度、よく泣いた。
自分でも不思議だったが、何かが心の奥から込み上げて来て、涙が止まらなかった。
そんな時、遥斗はあたしが泣き止むまでずっと背中を擦ってくれていた。
遥斗の方はあたしが初めてだったようで、無反応なあたしの身体を『そんなもの』だと思ったようだ。
残念ながらその後も遥斗とのセックスで昂ぶる事は無かったが、代わりに身体中が温かい液体で満たされるような不思議な感覚があった。
多分あれが愛されているという実感なのだろうと思う。
当時も本能的にはそれが分かっていたのだろう。
あたしは遥斗とセックスする都度、よく泣いた。
自分でも不思議だったが、何かが心の奥から込み上げて来て、涙が止まらなかった。
そんな時、遥斗はあたしが泣き止むまでずっと背中を擦ってくれていた。