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はつこい
第7章 別れ
遥斗は黙ってあたしの話を聞いていた。
時折、顔を歪めることはあったものの、あたしが喋りきるまでの約2時間、遥斗は一言も言葉を発しなかった。
そして話終わった後、
「つまり、君は俺との心の繋がりより、小父さんとの身体の繋がりを取ると言うことだね」
とあたしの顔を真っ直ぐ見て言った。
「取るとかじゃない。ただ、止められなくて、これ以上遥斗を裏切り続けるのが辛くなっただけ」
と言うと、
「さっきの話から判断するに、君は長い間、その小父さんや他の男性から『性的虐待』を受け続けて来たんだと思う。
君自身、虐待と思ってなちみたいだけど、第三者から見たら、その扱いは間違いなく虐待だよ。
ただ、それが当たり前になってて、逆にそれが無くなるんが怖いんだよ。
俺、あまりそういう知識ないから、迂闊な事は言えないけど、強ち間違ってないと思う。
でもさ、俺たちもうすぐ大学卒業じゃん?
もう大人だよ。
そろそろ自分を檻から出しても良いんじゃないかな?」
そう静かな声で言った後、押し黙った。
時折、顔を歪めることはあったものの、あたしが喋りきるまでの約2時間、遥斗は一言も言葉を発しなかった。
そして話終わった後、
「つまり、君は俺との心の繋がりより、小父さんとの身体の繋がりを取ると言うことだね」
とあたしの顔を真っ直ぐ見て言った。
「取るとかじゃない。ただ、止められなくて、これ以上遥斗を裏切り続けるのが辛くなっただけ」
と言うと、
「さっきの話から判断するに、君は長い間、その小父さんや他の男性から『性的虐待』を受け続けて来たんだと思う。
君自身、虐待と思ってなちみたいだけど、第三者から見たら、その扱いは間違いなく虐待だよ。
ただ、それが当たり前になってて、逆にそれが無くなるんが怖いんだよ。
俺、あまりそういう知識ないから、迂闊な事は言えないけど、強ち間違ってないと思う。
でもさ、俺たちもうすぐ大学卒業じゃん?
もう大人だよ。
そろそろ自分を檻から出しても良いんじゃないかな?」
そう静かな声で言った後、押し黙った。