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○○さんは今日も絶倫シリーズ
第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫
「わかった……あの者二人を無事に返すというなら、私はなぶり殺しにされようが、構わぬ……そなたも王の血を継ぐものならば、その血に賭けて誓ってもらおう……」
「ほほう……この齢の女で、これほどのことを口にするとは、あっぱれだ……よかろう……私の血に賭けて、あの者の命は助けよう……その代り、お前はこの牢の中で、俺の煮えたぎる復讐の刃を受け、泣き叫び、命乞いするのだ! その様を死んだ我らの民の御霊に捧げようぞ……」
「ふ、命乞いなどいたさぬ……さあ……早くやるがよかろう!」
「どこまでその威勢が持つか、見ものだな……なあ……ヨルダ?」
マランは後ろを振り向いた。
ディアナはこの牢に入った時から気づいていたが、何人かの兵に交り、赤い長い髪でガウンを纏った女がいた。
その女はマランの傍らに来ると、アランの腕を掴み、身体をアランに持たれかけた。
潤んだ瞳でアランを見上げる。
アランはその女の頭を撫でた。
「ほほう……この齢の女で、これほどのことを口にするとは、あっぱれだ……よかろう……私の血に賭けて、あの者の命は助けよう……その代り、お前はこの牢の中で、俺の煮えたぎる復讐の刃を受け、泣き叫び、命乞いするのだ! その様を死んだ我らの民の御霊に捧げようぞ……」
「ふ、命乞いなどいたさぬ……さあ……早くやるがよかろう!」
「どこまでその威勢が持つか、見ものだな……なあ……ヨルダ?」
マランは後ろを振り向いた。
ディアナはこの牢に入った時から気づいていたが、何人かの兵に交り、赤い長い髪でガウンを纏った女がいた。
その女はマランの傍らに来ると、アランの腕を掴み、身体をアランに持たれかけた。
潤んだ瞳でアランを見上げる。
アランはその女の頭を撫でた。