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依存症性活
第23章 6月27日 ホテル

部屋のドアを閉めるなり、背中のチャックが下されてワンピースがスルリと足元へ落ちる。
「ちょ、早くない?」
「だってユメカさんとずっとしたかったし…」
子犬のように瞳を潤ませ見つめてくるのは、私が最近足繁く通っているハプバーで働くバーテン。
先日そっと連絡先を渡されたことがきっかけだった。
「ユメカさんにまたしたいって思ってもらえるようにちゃんとしたとこ選んだんすよ」
そう言うとヨウヘイはひょいっと下着姿の私を抱き抱え、部屋の奥へと運んだ。
「えっ、待ってガラス…!?私服着てないのに…!!」
「大丈夫です。これ、外からは見えないようになってます」
連れてこられた先は壁一面がガラス張りの広々としたベッドルーム。
昼間からホテルに来たので、そこからは燦々と日が差している。
「本当に見えないの…?」
ここは2階。目下には道を歩く人の姿がはっきりと見え、もし上を見上げでもしたら部屋の中を見られてしまいそうな不安に駆られる。

