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第23章 6月27日 ホテル

ゆっくりとヨウヘイが出し入れするたびに、ナカが引き出されるような感覚に襲われる。

「っあ」

後ろから手が伸びてきて、胸をゆっくりと揉まれる。

「きもち、ぃ…」

先ほどまでと打って変わって、スローな快感に思考がふわふわしてくる。


「ふっ、んう」

振り向くと唇を奪われ、キスをしたまま奥をノックされる。

「う、んんっ、ふ」

徐々にそのペースが上がり、キスから漏れ出す甘い声と肌のぶつかる音が部屋に響き出す。


ヨウヘイは胸を鷲掴みにしたまま、奥をゴリゴリと抉るように突き上げ、私は胸も髪も振り乱して快楽に溺れる。


「っ、もう、出そ…っう」
「わた、しも、イ…っ」
「イって…俺も…っ」


数秒先に私の身体がビクビクと跳ね、それを追うようにしてヨウヘイが拍動する。


「こっち来てください」

窓辺で崩れ落ち肩で息をしていると、ベッドに腰かけたヨウヘイに呼ばれる。

「ひゃ、んッ」

ベッドに近付きヨウヘイに向かい合うように跨ると、乳首に啄むようなキスをされた。

「かーわい」

そう言うとまた乳首への無数のキスを降らせた。