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依存症性活
第6章 5月17日 クラブ裏路地

爆音が鳴り響く室内で、暗闇をミラーボールが仄かに照らす。
友人に誘われてついてきたクラブ。
目的は勿論…
「1人?俺と抜けない?」
「ヤろーよ?」
今日の相手を探す為。
複数人で声をかけてくる奴にはついていかない。
私は1人と熱く交わりたい。
私を誘った友人の姿はもう見えず、ぼーっと壁にもたれていると、誰かと肩がぶつかった。
「すみませ…」
「つまんない?」
「え?」
ぶつかった相手は私の顔を覗き込むように屈んでそう尋ねた。
「何しに来たの?踊りたい訳じゃないでしょ?酒…も飲んでないよね」
男を漁りに来ましたなんて流石に言えず、黙り込む。
「んー、嫌じゃなかったら、さ」
「…?」
「俺と楽しいこと、しない?」

