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依存症性活
第6章 5月17日 クラブ裏路地

コクリと頷くと彼は嬉しそうにはにかみ、私の手を引いていく。
連れられた先は、外。
「どっか別の所行くの?」
「んーん、ここが、目的地」
何も無い路地裏。強いて言うなら男女のカップルと思しき2人組がちらほら。
「えっちしよーか」
「え…ここで?」
「安心して。ここにいる奴らも目的同じだし、互いのことには不干渉ってのがここのルールだから」
意味の分からないルールについていけずキョトンとしていると、突然唇を奪われた。
「無言はここでは了承と取られるよ」
ここは外で、すぐ側にはクラブに通じるドアもあって、周囲には人もいるのに。
躊躇うことなくシャツのボタンを外してくる彼は、ここでのセックスに慣れているのだろう。

