この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
依存症性活
第15章 6月8日 車

「さ、どうぞ?」
にっこりと笑うナカマル先生が開けたのは後部座席のドア。
いつ変えたのか、しっかりと背もたれを倒してある。
「用意周到だね?」
「お褒めに預かり光栄です」
笑いながら乗り込むと、後からナカマル先生も車内へと入ってくる。
「ねえ、ここ見られたりしないよね…?」
「見られるよ」
「え!?」
「見に来るカップルもいるし、車から降りてわざわざ見せながらヤるカップルもいる。…嫌いじゃないでしょ?」
分かってるんだよ、とでも言いたげなナカマル先生に半ば呆れながら軽くキスをした。
「も、いいから。しよ」
「やった」
少年のように笑顔を見せたナカマル先生は、その笑顔にそぐわないキスで私を酔わせた。

