この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Sugar Box
第9章 マジックナイト・クリスマス
「玲ちゃ~ん。なんで顔見せてくんないの?半月ぶりだよ?」
「っ・・・・・・」
顔を上げることが出来ない。〝なにかが〟おかしい・・・それだけは、判る。
「れ~い~~。そんなに顔見せてくれないなら、キス!するぞ。」
「ッ!!?」
思わず顔を上げてしまった。
「やっと~顔見れたっ!!」
「んっ~~~」
顔を上げると抱き締められてキスをされた。それだけで卒倒しそうだ。
「(おかしい・・・凄く、おかしい・・・・・・)」
自分が自分じゃない気がする。
「ああ~玲~~やっと、抱き締められた。(この日の為にバイト頑張ったもんなぁ~~)」
「放、・・・して。」
「嫌だ。」
「黒峰さ・・・っ(身体、熱い・・・・・・)」
「ん?(震えてる・・・・・・なんでだ)」
「ほんと、無理・・・だからッ」