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Sugar Box
第9章 マジックナイト・クリスマス
》 》
「こんばんは・・・・・・ッ」
結局全力疾走でなんとか言った通りの時間に着いた。
「玲ちゃん・・・なんでそんなに息上がってんの?」
「・・・ちょっと、諸事情で。」
寒い中を走って来て身体が熱い。部屋の中も暖房が入っているから暖かい。
「玲ちゃ~ん。」
「なんですか・・・っ!!?」
顔を上げた瞬間に心臓が止まりそうな事態に陥った。
「冷ちゃ~ん。どうしたの~~」
「な、・・・なんでもありませんっ!!」
思わず大声で答えて下を向いた。
「(なんで?なんで・・・どうしよう。どうしよう・・・・・・)」
心臓が早鐘のようだ。彼が久しぶりに逢った彼が・・・いつもよりも輝いて見える。
誰が見てもイケメン。それは、理解している。しかし・・・今日は、気絶しそうだ。
心臓が・・・・・・保たない。。。