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Sugar Box
第11章  愛を知らないヒメ初め* 上 *
  


「ぁ、ぁああ゙っ!!」


 ビュルッ ビュクッ 蜜を吐き出し果てた。ナカには、男の蜜が溢れている。


「れい君・・・よかったよ。」


「っ・・・・・・」


 引き抜かれようやく解放された。


 》 》


 シャワーを浴びて外に出ると陽は、とっぷりと暮れていた。


「れい君。」


「今日は、ありがとうございました。」


「いえいえ、こちらこそ。お金は、多めにしておいてから。」


「ありがとうございます。」


 男から封筒を受け取り帰って行くのを見送った。


「そろそろ行きましょうか。」


「ちょっと待て、氷。」


「なんです?」


「少し待ていよう。」


 2人が黙って街路樹に隠れていると新たな男がやって来た。


「玲。」


「こんばんは。」


「金は?」


「どうぞ。」


 現れた叔父に封筒を丸ごと渡した。


  
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