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Sugar Box
第11章 愛を知らないヒメ初め* 上 *
優しい言葉に驚いた。2人は、自分が困っていると思っているらしい。
「あはは。」
「月瀬?」
「すみません、笑ったりして・・・。」
2人に返す。
「玲くん・・・」
気遣ってくれるのが判る。
「クロく~ん、好きな所座っていいって~」
「ああ~うん。どこが、いい・・・っ!!?」
「黒峰さん・・・。」
「黒・・・お前。」
そこに女を連れた彼がやって来て鉢合わせしてしまった。
「こんばんは、黒峰さん。」
「・・・月、瀬。」
「僕は、氷さんと沖兎さんに用があるだけなのでお気になさらず。」
可愛らしい女子を連れている彼を受け入れた。・・・ふりをした。
「玲くん!」
「いいんですよ。さぁ、席に戻りましょう。」
世界などなに一つ思い通りになどならない。
【 愛を知らないヒメ初め* 上 *━ 終 ━】