この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Sugar Box
第12章  愛を知らないヒメ初め* 中 *
  


「だから前に話しましたよね。〝僕の生活費を稼ぐ手段〟だと。」


 言葉を言えば言うほどに彼の顔色が変わっていく。


「お前・・・お前っ、、、」


「だから、言ったでしょ。僕は、あなたに応えられないって。僕は、あなたに相応しくなんかないんですよ。」


 あぁ、泣きそうだ。こんなにも苦しいのか・・・それほど少なからずも彼を想い始めていたのか。今さら知りたくなかった。知ったところでどうにかなる訳ではない。


「幻滅しましたか?」


 その一言に胸が痛んだ。沖兎さんの言葉が木霊する。


「っ、玲ちゃん・・・・・・自分の、意思か?」


 彼が泣きそうだ。本当に優しい世界で生きてきたのだと思い知った。


「そう、です・・・」


 言葉が閊える。今さら、否定などしてもこの手垢だらけの身体を消すことなんか出来ない。


「来いっ!!」


  
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ