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Sugar Box
第3章  チラリズム・シンドローム【後】
  


 【 チラリズム・シンドローム 後 】


 話しを訊いたら想像して妄想して・・・駆け付けた。


「玲ちゃ~んっ」


「っ、!!?」


「来ちゃった♪」


「はあ??」


 すごい形相で見られているけど女子制服がよく似合う。まさかウィッグまで着けてるなんて。
 いまずぐ連れて行きたい。


 》 5日前 》


「明志。」


 俺は、あの日から後輩に玲とどんな内緒話しをしているのかを知りたくて毎日逢いに来ている。


「卒業生がどうしたんですか。」


「いい加減教えろよ。玲ちゃんとどんな話ししてんだよ。」


「玲くんが嫌がっているのに出来ませんよ。」


「そんなに玲が可愛いのかよ。」


「沖兎さんも黒峰さんもそればっかりですね。」


「だってそうだろう。沖兎が居んのに玲に構うし。」


「可愛いから構っているだけなんですけど。」


  
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