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Sugar Box
第3章 チラリズム・シンドローム【後】
「玲。れーい・・・帰るぞ。」
眠っているが1回は、声を掛けてみる。
「んー・・・、乃、、、さん?」
「ッ!!?」
破壊力抜群の寝ぼけた笑顔に心臓が飛び跳ねる。
「さ、帰るぞ。」
「・・・帰るの?」
「あぁ、帰るよ。」
「・・・・・・抱っこ。」
「っ!!?
(天使っ。辛すぎる。)」
「??」
「なんでもない。おいで。」
「んー」
素直に腕を伸ばしてくる可愛い姿にムラムラしながら抱き上げる。
「玲~可愛い。抱き心地サイコー。」
「・・・・・・っ!!?」
「玲?」
急に身体に力が入ったのに気が付いた。
「玲?」
「っっ!!?」
「れーい?」
目が、完全に覚めたようだ。
「おっ、下ろしっ・・・」
「玲ちゃんが自分で抱き付いてきたんだから下ろさなぁ~い。」