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Sugar Box
第3章  チラリズム・シンドローム【後】
  


「片付けるか。」


 取りあえず綺麗にしておくことにした。


 ━ 1時間後 ━


「黒峰さん・・・俺に言うことありますよね。」


「いや~着替え持ってきてもらって悪いねぇ~」


「ケンカ売ってますか?買いますよ、玲くんの為だし。」


「売ってねぇよ。沖兎っ、お前のなんなの?躾なってねぇんだけどっ!!」


「いやぁ~他校に来てまでさすがの俺でも盛れねぇわぁ~」


「沖兎さんは、黙ってて。」


「へぇ~い。」


「玲くんは?」


「まだ、寝てる。」


「クラスの子たちには、具合が悪くって先に帰ったって言っときましたから裏から出ましょう。」


「さすが、明志!!」


「褒めても許しません。先に行ってますから玲くんを連れて出て下さいね。」


「はーい。」


 なんとか親友と後輩に根回ししてもらい外に出る手段を得た。恋人は、まだ眠っている。


  
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