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Sugar Box
第4章 ムーン・トリック
「っ・・・あ、あぁ・・・・・・ッ」
のどが渇いてベッドを先に出た。今日は、引き留められることもなくって洗面所にも行けた・・・・・・のだが。
「な、なんで・・・っ??」
鏡には、信じられないモノが映っている。
「コレッ、なに・・・?」
頭にミミが、生えている。
「れ~い。玲ちゃ~ん、どこ行った?」
「こ、来ないでっ!!」
彼の声がして慌てて洗面所のドアを閉めようとドアノブに手を掛ける。
「待った!!」
「黒峰さんっ、来ないで・・・」
「どうしたんだよ。」
「み、見ないで・・・っ」
頭のミミを押さえて小さく床に座る。
「玲、ちゃん・・・ソレ。」
「っ・・・(恥ずかしっ)。」
「玲ちゃん。大丈夫だから、見せて。」
「っ・・・・・・」
目の前に座って優しく声を掛けられた。