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第7章 口説き上手な男と口説けない男

夏希side



あーーーあ・・・。


この前遊馬のバカがあんな事したもんだから・・・。


和也君に連絡しずらいじゃない。


私は仕事をしながらPCの隣に置いてあった携帯を眺め・・・。


「はぁぁ～・・・。」


ため息をついた。


そう言えばお盆がどうのって言ってたっけ・・・。



私・・・、休みは休みだけど～・・・飛行機が取れるかが問題よね？？？



一回キーボードを打つ手を止めPCで飛行機の予約サイトを見つめた。



お盆なんて・・・。



飛行機空いてるはずないか。



「はぁぁ～・・・・・あ～・・・。」



ため息をつき天井を見上げると・・・・。



あ・・・。



「なーーつきさん(笑)今夜飲みに行きませんッ？？？」



・・・・・(笑)



真黒に焼けたユカがニッコリ笑ってアイスを食べながら私の顔を覗き込み言った。



私は姿勢を正して・・・。


「止めてよ(笑)どうせまたあのバカ来るんでしょ？？行かなーい！！」


あの遊馬ってバカ・・・。


何処のサーフショップで働いてるかも知らないからいつどこで会うかもわからなくって警戒してるのに・・・。



自分からノコノコ逢いに行くわけないでしょ？？？