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大人女子の恋愛方程式
第7章 口説き上手な男と口説けない男
夏希side
少し早いけどオフィスに戻るか・・・。
店を出て早歩きでオフィス方面へ行くと・・・
「なぁなぁ(笑)今日何時に終わる???飯食いに行かない??それともどっちかの家で食う???」
遊馬って・・・。
相当バカ???
私がこんな不機嫌な顔をしているにもかかわらずこうやってついてくる男ッ
私は新聞を脇に挟み・・・。
「私、貴方はタイプじゃないし!こうやって付きまとわれるの迷惑ッ!!!」
遊馬の顔を見て言うと・・・。
遊馬は一回私をジッと見つめて少し真顔。
あ、はっきり言い過ぎたかな。
「あ・・・、えっと、だから二人でとかは逢えないから・・・申し訳ないけど・・・」
って、少しやんわり言うと。
遊馬は口角をグイッと上げ笑った。
ッッ?????
「夏希はやっぱ優しいな(笑)今俺に気を使ったッ????」
・・・・・・・。
はぁああ~ッ・・・。
深いため息をしてまた歩き出し・・・。
「とにかくッ・・・こうやってついてこられても私は貴方と仲良くする気はないからッ!!!」