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第7章 口説き上手な男と口説けない男

遊馬を置いて歩道を歩き・・・もうオフィスが入ってる建物が見えてきた時・・・。



「どうしたら夏希に見てもらえるかな？？？(笑)」



遊馬は走って来て私の横を歩き言った。



・・・・・・。


私が遊馬を見ることは・・・多分ない。



だって私は・・・。



チラッと遊馬を見て・・・。



「多分この先～・・・そう言う目で貴方を見る事は無いと思う！！・・・申し訳ないけどッ・・・」



カツカツとヒールを鳴らし歩いていると・・・。



ッッッ？！



ぁあっ？！




ヒールの先がマンホールの穴に入り込んでッ！！！！



「やだっ・・・もぉ～ッ！！！！」



グイグイ引っ張ッてもなかなか抜けない靴。



仕方なく靴を脱ぎその場にしゃがむと・・・・。




「あーーーあーーーー・・・(笑)足汚れるからッ！！！」



そう言って遊馬は私の脚元に跪き・・・私の脚を自分の太ももに乗せた・・・。



・・・・・・////////



ニコッと笑って・・・。



私のハイヒールを抜き・・・。



ヒールの先についた汚れを自分のTシャツで拭いて・・・・。




下から私を見上げ・・・。




私のふくらはぎを撫でた・・・。