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大人女子の恋愛方程式
第9章 彼女の過去と俺の過去
真也side
翌日、俺はいつもの様に上富良野迄車で行きラベンダー畑で働く。
今日も多くの観光客・・・。
由美さんは・・・。
元気だろうか。
お土産屋さんでラベンダーグッツを並べていると・・・・。
「よう!!!(笑)」
・・・・・・。
顔を上げると、・・・そこに居たのは・・・。
達也さん。
「お前変わったな???(笑)」
俺は店の人に言って早めに昼休憩を頂いた。
ラベンダー畑の端っこの景色が良いベンチで俺はマツさんお手製の弁当を広げた。
達也さんにそう言われて持っていた弁当のおにぎりを達也さんに差し出し・・・。
「マツさんの弁当・・・美味いんっすよ(笑)どうぞ???」
俺がそう言うと達也さんは笑ってその大きなおにぎりを受け取って・・・。
「美味そう(笑)悪いな・・・。」
達也さんも・・・。
変わったな(笑)
俺等は広大な富良野の景色を眺め一緒に弁当を食った・・・。
「ここに居ると・・・東京や横浜でやっていたことが・・・バカバカしく感じます・・・。」
俺は煮物を食いながら言った・・・。
本当にそう思うんだ・・・。
「最初はこんな場所で働くのをバカバカしいって思ったけど・・・ここは・・・そんな甘い場所ではないって・・・そう思いました・・・。」
達也さんは遠くを眺め・・・。
「俺等って東京で舐めきった生活してたもんな???(笑)」
(笑)(笑)
「はい、・・・毎日自然との闘いで・・・動物たちも俺等がちゃんとしないと・・・生きれないんです・・・。冬もちょっと気を抜けば命を落とす事もある・・・。そんな場所です・・・。」
元々ここで暮らしていた人たちはそれが当たり前かもしれない。
でも俺からしたらその当たり前が・・・。
マジでスゲェって・・・毎日感動だ・・・。