この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大人女子の恋愛方程式
第15章 気持ち
由美ママside
達也君のご家族の話は・・・。
由美からも聞いた事は無かった。
あまり聞き過ぎても悪いけど・・・こんなにうちの家族の為にしてくれる人の家族は・・・。
少し気になるわ、・・・お母さん・・・。
達也君はパンを食べ・・・コーヒーを飲むと・・・。
「親父は~・・・地元の役所で働いていて・・・でももう直ぐ定年です・・・・(笑)」
あ、・・・あらお役所勤め????
「お袋は~・・・・・(笑)」
あ、・・・そうそう・・・(笑)
お母さんお母さん・・・(笑)
「お袋は・・・(笑)自分が小学校に上がって~・・・2年生の時・・・。」
・・・・・・。
「病気で亡くなりました・・・・(笑)」
・・・・・・。
え・・・・。
達也君は・・・笑ってそう言った。
「自分もまだ小さかったしあまり覚えてはいないけど・・・、親父は大変そうでした(笑)」
・・・・・・。
「あ・・・ごめんなさい・・・ごめんね、辛い話を聞いてしまって・・・・。」
私がそう言うと、達也君は笑って・・・。
首を横に振った。
「もう20年以上前の話です・・・(笑)・・・あの時お袋は・・・今の自分より少し年上・・・。34歳・・・・。今の自分と重ねると・・・本当・・・お袋は・・・まだやりたいことがいっぱいあったんだろうなって思います・・・。」
34・・・歳・・・・。